狂犬病ワクチン試験

専用施設へのアクセスと専門知識を備えたスタッフが、お客さまの In vivo および In vitro 狂犬病および抗ウィルス薬の研究支援を行います。

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狂犬病ワクチンおよび抗ウィルス候補の有効性試験は、狂犬病ウィルスの致死率と感染力が高いという理由で、特有の課題を伴います。研究の in vivo フェーズでは、知識と経験の豊富なスタッフと適切な封じ込めレベルを備えた生態動物施設が必要になります。狂犬病の研究は往々にしてげっ歯類、ペット(イヌやネコ)や霊長類を含む様々な生物種に対して行われます。

当社には、25 年以上にわたってサブユニット、DNA、RNA、その他を含む異なるワクチンタイプの試験を実施してきた経験があります。当社はすべてを取り揃えたソリューション プロバイダーとして、狂犬病ワクチンの免疫原性および有効性を評価するための in vivoIn vitro 両方の試験サービスを提供しています。 当社の ペンシルベニア州デンバーの施設では、BSL2 封じ込め対応の 60,000 平方フィートを超える生態動物スペースに、様々な宿主種を使った狂犬病試験の経験を持つ訓練を受けたスタッフが常駐しています。

狂犬病ワクチン試験の規制要件に基づき、当社は、単一の施設あるいは複数拠点のいずれかにおける 1 年間と 3 年間のワクチン接種フェーズ、そしてウィルスチャレンジを含む免疫継続期間(DOI)研究も提供しています。

In vivo フェーズからの血清サンプルには、抗体力価および中和活性の分析を行い、一部の組織サンプル(脳幹)はウイルス負荷を測定するために滴定されます。 In vitro 分析は、社内で当社の 新たに改装されたラボにおいて、また一部の特殊な試験(迅速蛍光フォーカス抑制試験 - RFFIT など)に関しては、世界的に評判の高いラボで実施しています。

In vivo フェーズ

ワクチン接種とチャレンジ研究のデザインなら、ぜひ当社にお任せください。最善の選択をするお手伝いをいたします。

  • 製剤
    • ワクチンタイプ(組み換え型、mRNA など)に準処
  • 宿主種
    • げっ歯類、モルモット、ウサギ、ネコ、イヌ、サル、NHP
    • 特定供給(定義済み抗体プロファイル - APD/SPF など)
  • チャレンジ用ウィルス
    • ヒトの健康 - 規制当局による単一株の指定なし
    • 動物衛生 - USDA によって指定、供給あり
  • 陽性対照ワクチン
    • ヒトの健康 - Novartis 社製 RabAvert、Sanofi Pasteur 社製 Imovax、またはスポンサー指定薬

In vitro フェーズ

6 種の狂犬病獣医学的参照ワクチンから最も適切な選択、あるいはスポンサーの In vitro フェーズ指定薬

お客様の免疫原性および/または有効性分析を 当社の最新、最先端のラボで行うことで業務の簡略化が可能​​

  • ELISA によるトータル抗体分析
    • アイソタイプ分析(必要な場合)
  • RFFIT による中和分析
    • 世界的に著名な提携ラボにて、業界の標準試験法を使用して実施
  • ウィルス負荷測定

狂犬病ワクチンの開発には、適切な施設、経験と知識の豊富なスタッフ、In vivo および In vitro サービス、小規模なパイロット研究から大規模な複数拠点での複数年にわたる研究までを支援できる、柔軟性を備えた CRO パートナーが必要となります。狂犬病ワクチン開発分野において独自の経験とスタンスを持つ当社は、お客様のワクチン試験のあらゆるニーズに対応する理想的なパートナーになることができます。

狂犬病における当社​​​​​​​の最近の実績

試験タイプ

ハムスターを用いた狂犬病ウィルスの感受性試験

ハムスター

狂犬病ウイルスチャレンジ後のハムスターモデルにおける、抗狂犬病モノクローナル抗体(mAb)と比較した有効性の評価および用量反応評価

ハムスター

子犬における、狂犬病暴露後の狂犬病モノクローナル抗体 + 狂犬病ワクチンの予防的使用のための有効性プロトコル

イヌ

狂犬病ウイルスを投与されていない子犬における狂犬病ウイルス滴定(子犬におけるチャレンジモデルの開発)

イヌ

マウスへの狂犬病ウィルス(PS)滴定

マウス

マウスにおける、狂犬病ウイルス糖タンパク質を発現する組換えアデノウイルスワクチンの免疫原性および有効性の評価

マウス

BALB/cマウスモデルにおける、致死的狂犬病ウイルス感染に対する抗狂犬病ウイルス薬(低分子量化合物)の有効性評価

マウス

ネコにおける USDA 狂犬病攻撃ウイルス(ニューヨーク市ストリート狂犬病)チャレンジに対する、死亡狂犬病ワクチン(Defensor3)の短期および 1 年間の免疫フィールド有効性試験

ネコ

イヌにおいて 80% 以上の感染を誘発する USDA 狂犬病攻撃ウイルス(ニューヨーク市ストリート狂犬病)の用量確認試験

イヌ

上記の試験について、また当社で狂犬病試験を予約するための詳しい情報をご希望ですか? お問い合わせ

オンサイトの優位性を生かして試験実施率を最大化

最先端の施設

  • 当社のデンバー施設は、大型で複数種が扱える能力を備えた最先端の ABSL2 生態動物施設で、同時に数百種類の動物で試験を始めることができます。
    • AAALAC 認定取得、OLAW 保証済み
    • 60​​​​​​​,000 平方フィートの​​​​​​​専用生態動物施設スペース
    • 24 時間体制の環境およびセキュリティ監視
    • 空気の入れ替えは毎時 18 回以上
    • パイロット試験も大規模な研究も可能な柔軟性
    • 個別、集団および/またはソーシャルハウジングのオプション(欧州スタイルを含む)

動物倫理

当社の生態動物施設はすべて AAALAC 認定を受けており、高度な訓練を受けた専門のチームメンバーが常駐しています。

  • 24 時間いつでもアクセス可能な、狂犬病感染およびモニタリングの経験を持つ施設常駐の獣医師
  • ラボコープの社内動物管理利用委員会によって厳格な基準が周知徹底され、研究に先立ってすべての提案書が審査および承認します。
  • 研究の妥当性を損なうことなく人道的エンドポイントが確実に特定されるよう、獣医師/動物福祉チームと協力して開発されたプロトコル
  • これらのエンドポイントをモニタリングする実践的な経験を持つ、訓練を受けた認定済みの動物関連技術者

動物倫理への当社のコミットメントの詳細はこちら

企業バイオセーフティ委員会

当社ではオンサイトの NIH 登録済み企業バイオセーフティ委員会(IBC)を設置しており、感染性物質に関係するすべての研究を審査、編集、承認します。この承認により、PPE およびウイルス不活性化などのウイルス取り扱い、および廃棄予防措置が適切であり、それらが遵守されることを保証します。

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