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大腸癌のトランスレーショナルイメージングモデルとしての Colo-205

Author: Chris Bull, Sr. Scientific Advisor, Imaging
Date: March 2017


昨年10月の HT-29 注目のモデルでもお伝えした通り、大腸癌(CRC)は 米国の男女を合わせた癌関連の死亡原因の第 2 位となっています。​​​​​​​ この数十年は死亡率が減少しており、現在は国内に 100 万人以上の CRC 生存者がいます。ただ、2016年にまだ 95,000 件の新規症例がありました。

新しい CRC の症例の約 10% に B-Raf 遺伝子、プロトオンコジーンセリン / スレオニンキナーゼ(BRAF)の変異が認められ、結果として残基 600(V600E)でバリンがグルタミン酸に変化しています1。BRAF は、マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)経路内で重要な役割を果たすことで知られており、細胞の成長、増殖、分化に大きく影響することが分かっています2。臨床では、BRAF 阻害剤の驚くべき腫瘍代謝阻害効果が、18F デオキシグルコース陽電子放出断層撮影(18FDG-PET)によって示されています3

表 1:大腸癌モデル

結腸 C2BBe1, Caco-2, Colo-205, Colo-205-Luc #2,  DLD-1, HCC2998, HCT 116-Luc, HCT-116, HCT-15, HCT-8, HT-29-Luc, HT-29, LoVo, LoVo-6-Luc1, LS 174T, LS411N, SW-480SW-620 ヒト
C26C51CT26.WT マウス

At Labcorp, we have a number of CRC models (see Table 1) and Colo-205 represents one of our most highly utilized lines with the BRAF mutation. 当社では、前臨床 18FDG-PET を用いて、トランスレーショナルの用法もテストしました。図 1 は、Colo-205 をヌードマウスの皮下に移植した時の BRAF 阻害剤の有効性を示します。Colo-205 には 18FDG-PET に対する親和性もあり、BRAF 治療時の腫瘍の代謝調節を観察することができます(図 2 と 3)。

図 1: BRAF 阻害剤処置後の Colo-205 の皮下増殖
図 1: BRAF 阻害剤処置後の Colo-205 の皮下増殖
図 2:BRAF 阻害剤処置後の平均 FDG-PET SUV 値

図 2:BRAF 阻害剤処置後の平均 FDG-PET SUV 値

図 3:FDG-PET による Colo-205 皮下腫瘍の画像

図 3:FDG-PET による Colo-205 皮下腫瘍の画像


参照

1Tejpar S, Bertagnolli M, Bosman F, 他. Prognostic and predictive biomarkers in resected colon cancer: current status and future perspectives for integrating genomics into biomarker discovery(切除後の結腸癌における予後および予測バイオマーカー:ゲノミクスとバイオマーカー発見の統合に向けた現状と将来の展望) Oncologist. 2010;15(4):390–404.

2Matallanas D, Birtwistle M, Romano D, 他. Raf family kinases: old dogs have learned new tricks(Raf ファミリーキナーゼ:やっとのことで習得した新しいコツ) Genes Cancer. 2011;2(3):232–260. 

3Marked, homogeneous, and early [18F]fluorodeoxyglucose-positron emission tomography responses to vemurafenib in BRAF-mutant advanced melanoma(BRAF 変異型進行期悪性黒色腫で使用中のベムラフェニブに対して [18F] フルオロデオキシグルコース陽電子放出断層撮影を行った時の反応(マーカー、均一、初期) J. Clin. Oncol. 30, 1628–1634 (2012).

注:すべての動物管理および使用は、AAALAC 認定を取得した施設にて IACUC 手順の審査および承認を経て動物倫理規制に従い行われました。

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